早い。うまい。腹いっぱい。
とれたてブロッコリーをサッとゆで、
つゆにひたして、マヨとかつお節を
かけただけの無骨メシ。


JA島原雲仙は長崎県の島原半島に位置する。海に囲まれた半島の中央には雲仙・普賢岳がそびえ立つ。半島のほとんどが傾斜地であり、田畑の勾配は最大で45度にもおよぶ。そのため田畑は昔から石を積み上げ段々に作られて来た。棚田の歴史は江戸時代後期まで遡るという。

JA島原雲仙で最初にブロッコリーの試験栽培がされたのは1972年(昭和47年)。しかし長い期間、作物としては脇役的な存在であった。そんなブロッコリーが急成長したのは2000年代に入ってから。農協は新規就農者の育成に力を入れるとともに、鮮度を落とさないよう氷詰めによる低温流通を確立した。その結果、出荷先は九州から大阪そして関東へと広がり、今では九州を代表するブロッコリー産地に成長した。


今年もJA島原雲仙にブロッコリーの旬が来た。





収穫作業を終えたばかりの農家が作るのは「つゆびたしブロッコリー」。とれたてブロッコリーをサッとゆで、つゆにひたして、マヨとかつお節をかけただけの無骨メシ。「早い・うまい・腹いっぱい」。


動画本編
日常では絶対に見られない農業の魅力、農家の素顔がここにあります。